2022年「高校新学習指導要領」から考える小中学生の勉強の在り方

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2022年「高校新学習指導要領」から考える小中学生の勉強の在り方

2018/02/06 2022年「高校新学習指導要領」から考える小中学生の勉強の在り方

昨日の読売新聞に、高等学校での新指導要領の概要が掲載されました。

 

高校の学習指導要領の改訂は2009年以来の全面改定となります。

要領案は2月中旬に公表されるようですが、

今回の全面改定で注目すべきは高校での学習の在り方が大きく変わることです。

 

既に必要を感じて取り入れている学校も多くありますが、意見発表や討論を重視した

「アクティブラーニング」が全教科共通で行われるようになること。

 

授業中に、情報を的確に把握・理解し表現することや、

社会にける事象を様々な情報を集約して考察する、

といった思考力が求めらられる内容に大きく変わります。

 

2022年の高校新入生ということですので、

今年の4月(2018年4月)に小学校6年生から適用されるということです。

 

※その前に、小学校では2020年度、中学校では2021年度に

学習指導要領が改定されます。

 

この教育政策からみても、知識偏重型の学習の在り方を見直し、

より主体的な学習行動(自ら考えていく学習習慣)が求められる

ことがよくわかります。

 

 

◆

このような学習指導要領の改訂に伴って、

学校での学習に沿った指導が学習塾で展開されるようになるはずですが、

学習塾が求められていることは、学校の成績と入試の合格です。

 

が、よく考えてみてほしいと思います。

それは、このような教育政策がどのような背景から変わってきたのか、ということ。

 

遡れば「ゆとり教育」という言葉は良くも悪くも広く知られましたが、

教育政策の動向を注目しているの産業界だ、ということです。

 

つまり、社会に出て活躍してくれる人材を産業界では採用したいので、

少しでも多くの優秀な人材を輩出してほしいと考えているのです。

 

そのため、経済産業省では「社会人基礎力」、文部科学省では「学士力」というように

大学卒業時に社会で必要とされるスキルや能力を体系化してきました。

この流れで「キャリア教育」が浸透してきたのですが、

いまやこのキャリア教育は高校にまで入っています。

 

 

◆

社会で活躍できる人材を「優秀」と産業界では呼んでいますが、

この「優秀」がどのようなことかを考えると、

今回の高校の学習指導要領の改定ではっきりと見えてくると思います。

 

つまり、たくさんの情報を持っている人も確かに貴重な存在ですが、

目の前にある情報から何かを生み出す、考え出せることの方が

重宝されると思いますが、いかがでしょうか。

 

専門知識が豊富で何を聞いても専門的なことを答えてくれる人は貴重な存在ですが、

教養豊かで様々な情報から関連付けて新しい方向性を

導き出せる人の方が貴重だと思いますが、いかがでしょうか。

 

 

◆

成城学園中高では受験に特化した学習から既に離脱し、

文系でも理系でも将来必要とされる科学リテラシーを中心に

豊かな教養として身に付けるための授業を展開しています。

 

気づいた学校はもう変わっているのです。

 

 

◆

そこで、大切なのが小中学生の時の過ごし方だと考えています。

自由にのびのび遊ぶことが小学生のうちは特に大切だと思います。

中学生ではしっかりと基礎学力を身に付けておくことが大切だと思います。

 

これは今までもこの先も変わらないものだと思いますが、

その方法を考えていく、見直していくタイミングなのではないか、と考えているのです。

 

既に弊社の運営する「学び・舎」では、観光ガイド制作プロジェクトをスタートしました。

 

何を求めているかというと、観光ガイドを作ることで地理や歴史といった

学習を目的としているわけではなく、それはあくまでも「手段」だと考えています。

 

自分たちで調べたあらゆる情報を整理して、友達にその魅力を伝えてみることに始まり、

実際にその現場に足を運ぶことで、より調べたことが自分の中に根付くようになります。

 

「遊び」や「楽しみ」を優先した学習行動の中に知識が蓄積されていく、

という学習ストーリーを持たせています。

 

普段の身近な話題にどれだけ関心を持てるか、興味を持って調べられるか、

そういった習慣づくりが先々の学校での学びに大きく繋がり、

いずれ社会に出た時に必要とされる能力に結び付いていく、ということになります。

 

 

◆

「遊び」を創れること、これは小学生の頃は多くの人が得意だったと思いますし、

大人になった今でも、子どもたちの遊びを見ていて、「すげぇ~な」と思うことも

あるのではないでしょうか。

 

子どもたちの工夫や発想を学習に活かしていくためには、

社会の中でどのような活動ができたのか、ということにもなります。

 

身近な話題や題材を”ちょっと考えてみる”ということから始まります。

それを全面的にサポートしてあげるのが大人の役割ではないでしょうか。

 

今回は教育指導要領の全面改定という大きな話題にもなりましたが、

この子どものころの学びの在り方は、学習指導要領の改定があろうと無かろうと、

今も昔の「学びの本質」ではないかと考えます。

 

 

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/

 

 

YOMIURI ONLINE 2017.11.13 教養の礎となる理数教育を中高時代に

http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/jyuken/information/CO011292/20171109-OYT8T50017.html?from=ytop_os2

 

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